溶融亜鉛めっきとは

生活用品から大型建設プロジェクトまで、多彩に活躍しています。

溶融亜鉛めっきは、暮らしのすみずみで多彩な用途に使われています。

例えば、毎日利用している駅や 道路、学校、公園などの公共施設や、工場、駐車場などの産業施設さらには、電柱や基地局などの通信分野にいたるまで、溶融亜鉛めっきの特性を生かしたさまざまな施設と製品が、私たちの暮らしをしっかりと支えています。

亜鉛めっきした製品事例

溶融亜鉛めっきの特色と外観

特色

溶融亜鉛めっきは、亜鉛によって鉄の表面に被膜をつくり、鉄の表面が化学変化を起こさないよう空気との接触を遮断することによって「さび」から「鉄」を守る技術で、他の表面処理法では得られない高い防食効果があり、「鉄」に対する最も優れた防錆法と評価されています。

鉄の防食製品、すなわち、鉄鋼製品の超寿命化は、資源の有効活用、自然保護など環境問題からも地球規模の大きな課題であり、溶融亜鉛めっきの果たす役割はますます重要になっています。

外観

亜鉛めっきを施した製品を大気中で使用していると、めっき層表面に緻密な亜鉛酸化皮膜が形成され、次第に光沢を失って灰色になります。

工事時間が3~4ヶ月になると初期に設置した製品は1~2ヶ月で亜鉛酸化皮膜により光沢を失い灰色となり、後期に設置した製品との差が 生じる事となります。これは、亜鉛めっきの特性であり、すぐれた耐食性をもっているのは鉄を守る防食作用とともに緻密な酸化皮膜が大気を 遮断し、下地亜鉛を保護するからです。